無水マレイン酸変性ポリプロピレン

リケエイド MG-400P,MG-250P

ポリプロピレンやポリエチレンに代表されるポリオレフィン樹脂は、無極性である為に極性の高い無機フィラーの分散、顔料の分散、塗料などとの密着性が劣ります。また、木材・プラスチック複合材(WPC ;Wood Plastic Composite)分野では、近年木材配合量の高濃度化に伴いオレフィン樹脂に対する木材の分散不良の問題が生じています。

無水マレイン酸変性ポリプロピレンであるリケエイドMG-400P、MG-250Pは、極性の異なる異種材料間で高分子型界面活性剤として作用することにより上記問題の改善に優れた効果を発揮します。

1.主な性状

  • 物性値は規格値ではなく分析値です。
品名 リケエイド MG-400P リケエイド MG-250P
外観

黄色ペレット

淡黄白色ペレット

酸価 [mgKOH/g]
(JIS K 2510)

41.2

22.8

水分 [%]
(JIS K 0068)

0.05

0.05

粘度[Pa・s]
(180℃)

3.3

10.4

2.木粉・ポリプロプレン複合材におけるリケエイド MG-400P の効果

剛性向上効果

曲げ弾性率
曲げ強度
  • 処方:PP/木粉/MG-400P = 50/50/0~2 (phr)
  • 試験片:多目的試験片A 型(JIS 7139)
  • 曲げ試験:JIS K7171(速度 2mm/min)

木粉・ポリプロピレン複合材にMG-400Pを添加することにより、剛性を向上させることができます。

3.ガラス繊維強化ポリプロピレンにおけるリケエイド MG-250Pの効果

剛性向上効果

曲げ弾性率
曲げ強度
  • 処方:PP/GF/MG-250P = 100/30/0~2 (phr)
  • 試験片:多目的試験片A 型(JIS 7139)
  • 曲げ試験:JIS K7171(速度 2mm/min)

GF/ポリプロピレンの界面状態

BLANK

リケエイド 2phr

BLANKではガラス繊維上に樹脂の付着は認めらませんが、リケエイドを添加したサンプルではガラス繊維上に樹脂が付着していることが分ります。従って、リケエイドを添加することでガラス繊維とポリプロピレンの界面接着力が向上していることが示唆されました。

ガラス繊維等配合系においてリケエイド MG-250Pを添加することにより、剛性を向上させることが出来ます。

他、炭カル、タルク等充填剤配合系でも同様な効果が期待出来ます。ご依頼頂ければ個別評価結果につきまして、開示させて頂きます。

  • 本評価データは、弊社の評価基準により作成しましたので、成形される諸条件により性能が変わることもあります。御了解下さい。