わかめのトレーサビリティと産地判別検査

トレーサビリティシステム

食中毒問題、BSE問題、産地偽装問題等から始まった食への不安。
それを解消するために、理研ビタミングループでは原材料受け入れから製品出荷までを一貫管理し、「原材料」「製造」「流通」「販売」の各段階で品質やトレースの確認ができるシステムを構築し、製品の安全性確保に努めています。
新たに、より確実なトレーサビリティ(わかめがどこでどのように育てられたか、どのように加工、流通されたのかといった情報を追跡)がとれる仕組みを確立しました。
「ある原料がどこでどのように栽培されていたのか?」
「どのように製造されたのか?」
「どのように流通されたのか?」
「どこで販売されたのか?」
といった情報を、必要なときに速やかに追跡・遡及できるのが理研ビタミングループのトレーサビリティシステムです。

理研ビタミングループのトレーサビリティの流れ

理研ビタミングループでは、トレーサビリティ情報の管理方法について見直しを行いました。
生産工場による情報(記録)の監査と、理研ビタミン本社の品質保証本部による監査内容監査のダブルチェックを行います。また、産地毎の放射性物質分析を行い安全性を確認しています。

原料購入→受入れ検査→製造→品質検査→出荷→流通→販売

科学的根拠に基づくわかめの産地判別検査

理研ビタミングループは、トレーサビリティを確認する手法として、科学的根拠に基づく産地推定技術を開発しました。トレーサビリティに加え、科学的根拠に基づいた検査を行うことで、お客さまにより確かな情報提供を行うことができます。

産地推定技術の開発

わかめに含まれる複数の微量元素を分析し、その元素の比率によって産地を推定する分析手法を用いています。
この技術は、理研ビタミン(株)食品分析センターと国立研究開発法人 農業・食品産業技術総合研究機構が共同研究した技術で特許を取得しています。

特許の名称:「ワカメの生育海域を判別する方法」
特許登録番号:特許第6455834号、特許第6459495号

共同開発

微量元素による産地判別の原理

わかめは葉から海水中の成分を吸収して生長します。よって、生育する海域の海水中の微量元素が反映され、わかめに含まれる元素組成も地域差がでます。
わかめに含まれる元素を分析し、独自に関発した判別式に基づいて、産地を推定します。わかめの元素組成は、誘導結合プラズマ質量分析計や蛍光X線分析機にて分析します。
こういった産地推定技術は、農作物でも用いられる技術です。

わかめに含まれる元素組成を分析機にて分析し、理研ビタミン独自の判別式により産地を推定し、トレーサビリティの確認結果と比較します。

産地判別の運用について

理研ビタミンでは、各産地のトレーサビリティが確認されたわかめを購入し、管理しています。また、トレーサビリティの正確性の参考のため科学的な産地推定を行っています。
お客さまに確かな品質をお届けするために、さらなるわかめの産地判別検査の精度向上をめざしています。