用語集

あ行

アプリケーション&イノベーションセンター(A&Iセンター)

食品用改良剤の研究開発施設。千葉工場内にあり、各種加工食品の製造・実験設備を備えています。加工食品メーカーが抱える課題解決に取り組むだけでなく、潜在的なニーズを先取りし、当社から付加価値提案ができるような“ソリューションの一歩先”を実現します。

アプリケーションセンター(APC)

食品用改良剤の研究開発施設。シンガポールと上海にあり、各種加工食品の製造・実験設備を備えています。日本のアプリケーション&イノベーションセンターと連携し、加工食品メーカーに対して新製品の提案や、課題解決の提案を行っています。

宇宙日本食

宇宙日本食は、JAXA(宇宙航空研究開発機構)がISS(国際宇宙ステーション)に滞在する日本の宇宙飛行士に供給し、宇宙飛行士の軌道上パフォーマンスの維持・向上に資することなどを目的として開発された宇宙食です。 当社は2007年に「わかめスープ」が宇宙日本食の認証を取得して以来、JAXAへの供給を続けています。わかめは天然のミネラル分や食物繊維が豊富であり、宇宙での長期滞在時の栄養摂取に役立つと考えています。 写真は宇宙日本食のわかめスープ(加水後)。無重力下で液体の飛散を防ぐため、特殊な包材を使用しています。

2018年3月12日 ISSにて(金井宇宙飛行士撮影)(C)宇宙航空研究開発機構(JAXA)
2018年3月12日 ISSにて(金井宇宙飛行士撮影)(C)宇宙航空研究開発機構(JAXA)

笑顔でランチ®

「食材の持つ本来の味を教えたい」という栄養士さんたちの声にお応えして開発した、甘味料や調味料(アミノ酸・核酸)を使用しないドレッシングシリーズです。主に学校給食で活用されています。 また特設サイト「笑顔でランチ®」を運営し、栄養士コラムや給食レシピ集などを通じて、全国の学校給食関係の皆さまとつながっています。

エキス

農産物、水産物、畜産物を原料として製造される各種エキス類及びその配合調味料。 主な製品としては、ほたてエキス、かきエキス、魚醤、かつおエキス、かつお節エキスなどの水産エキスとビーフエキス、およびチキンエキス、ポークエキス等の畜肉エキス、及びこれらエキスを主原料とした各種調味料があります。

関連) エキス

エマちゃんとおいしさながもちのヒミツ(漫画)

当社のサステナブル経営の取り組みを紹介した事業紹介漫画です。乳化剤を始めとする当社の食品用改良剤を主人公のエマちゃんの日常を追いながら紹介します。

1話:ふわふわながもちのヒミツ

2話:もちもちながもちのヒミツ

3話:市販のチョコがキレイなヒミツ

4話:おいしさながもちのヒミツ

エマちゃん ©葵山わさび

か行

改良剤

当社では食品や化成品に添加することで機能を付与するものの総称として、改良剤と呼んでいます。当社の改良剤事業には、食品用改良剤事業と化成品用改良剤事業があります。食品用改良剤事業では主に乳化剤・色素・ビタミンなどを、化成品用改良剤事業では食品用の乳化剤を化成品分野に応用したさまざまな製品を提供しています。(関連項目:原体製剤

機能性調味料

当社の調味技術や食品用改良剤技術を活用した調味料。食品に添加することにより、素材本来の風味を増強、コク味や煮込み感の付与、不快な臭いのマスキングといったおいしい味づくりにかかせない機能を発揮します。そのため、種々の加工食品に幅広く利用されています。

機能性表示食品

機能性表示食品制度とは、国の定めるルールに基づき、事業者が食品の安全性と機能性に関する科学的根拠などの必要な事項を、販売前に消費者庁長官に届け出ることで、事業者の責任において食品に機能性を表示することができる制度です。

クロセチン

クロセチンは、クチナシの果実に含まれる色素成分です。「良質な眠り」や「目のピント調節」をサポートする機能があることが報告されており、機能性表示食品の原料として健康食品メーカーへ提供しています。

クチナシの果実
クチナシの果実

原体

当社の改良剤事業において、機能を有する単一の改良剤を「原体」と呼び、製剤と区別しています。

さ行

産地判別検査合格マーク

お客さまに確かな品質をお届けするため、当社では2019年からわかめの科学的な産地判別検査を新たに行っています。これは従来のトレーサビリティシステムで確認された産地を科学的に確かめる検査です。この両方に合格した印として、「産地判別検査合格マーク」を製品に付与しています。 この取り組みを通じ、わかめの産地別ブランドの価値向上も目指します。

産地判別検査合格マーク

飼料用油脂

当社では水産養殖用飼料油脂を取り扱っています。主にイワシやサバなどの多獲魚種より得られる油脂を原料としており、Ω3をはじめ高度不飽和脂肪酸を多く含むため、ウナギ、ブリ、タイなど養殖魚のエネルギー源として飼料に添加されています。

スクラブ剤

汚れを効率的に落とすために洗浄料に配合された細かい粒。マイクロプラスチックが使われることがあります。 当社では洗顔料などへ「植物由来のスクラブ剤」を提案しており、マイクロプラスチック削減による海洋汚染の防止につながる可能性のある、環境に配慮した製品のひとつです。

製剤

当社の改良剤事業において、複数の改良剤、または別の原料と組み合わせた製品を製剤と呼び、原体と区別しています。原体で使用するよりも改良剤の機能をさらに引き出し、お客さまが使用するシーンに合わせ、使いやすいように液体・粉末などの形態で提供しています。

生分解性プラスチック

環境の中で、微生物によって二酸化炭素と水に分解されるプラスチック。当社は生分解性プラスチック向けに可塑剤(かそざい)「BIOCIZER®」の提案もしています。
※可塑剤には硬いプラスチックを柔らかくする効果があります。可塑剤を活用することで、プラスチックを用途に適した硬さに調整することが可能です。

素材力だし®

当社の「素材力だし®」は、だし本来の風味にこだわった「だしの素」です。食塩無添加ですので、お好みの塩加減でお使いいただけ、手軽においしく減塩することも可能です。当社ウェブサイトなどを通じ、おいしい減塩メニューを提案しています。

素材力だし®

ソリューションビジネス

製品を販売するだけではなく、製品によって付加価値を提供するビジネスモデル。当社は食品事業と改良剤事業の両輪で、ソリューションビジネスを展開しています。(関連項目:プレゼンテーションセンターアプリケーション&イノベーションセンターアプリケーションセンター

た行

抽出・精製・濃縮

当社が事業展開の軸とするコア技術。天然物から有用な物質を抽出(取り出す)・精製(不純物を取り除く)・濃縮(有効成分の濃度を高くする)することで、付加価値の高い製品を製造します。

トイレタリー

身なりを整えたり、清潔にするために用いられる日用品。一般には石鹸、シャンプー、洗顔料、日焼け止め、リップクリーム、ハンドクリーム、入浴剤などを指します。 当社化成品用改良剤は主に植物原料由来であり、ヒトの肌に触れるものへ安心安全に活用していただけることを高く評価され、トイレタリー分野への販売が拡大しています。

トレーサビリティ

食品を取扱った際の記録を作成し保存しておき、食品がどこから来たのかを調べ(遡及)、どこに行ったかを調べる(追跡)ことができること。当社では、原材料受け入れから製品出荷までを一貫管理し、「原材料」「製造」「流通」「販売」の各段階で品質やトレースの確認ができるシステムを構築し、製品の安全性確保に努めています。

な行

乳化剤

乳化剤は、乳化、分散、起泡、消泡などの機能をもち、食品の製造工程や品質の改善に活用されています。パン、麺、豆腐、和菓子、洋菓子、飲料、加工油脂など、さまざまな加工食品に使用されています。

農業用フィルム

農業用ハウス等で使われるフィルムのこと。当社の防曇剤(ぼうどんざい)にはフィルムの曇りを防ぐ効果があります。防曇剤を添加する事により、水滴の作物への落下による病害発生を防いだり、ハウス内に多くの太陽光が入ることで、野菜や花が元気に育つのを助けます。

農業用ハウス
農業用ハウス

は行

パーム油

アブラヤシの果実から得られる植物油脂です。当社改良剤(乳化剤)の主要原材料のひとつです。

バイオマス

動植物から生まれた再利用可能な有機物の資源で、一般的に石油などの化石燃料を除くものの総称。 当社の化成品用改良剤は、パーム油などの植物由来原料を使用した製品が多く、持続可能な社会に向けた製品であること、また食品やヒトの肌に触れるものへ安心安全に活用していただけることが高く評価されています。

ビタミンA

脂溶性ビタミンのひとつです。緑黄色野菜に多く含まれるカロテンは体内でビタミンAに変換されます。皮膚や粘膜の健康維持を助けたり、夜間の視力維持を助けたりする働きをします。 魚の肝臓からビタミンAを抽出する事業が当社の祖業であり、社名の由来でもあります。当社は、工業的濃縮技術「分子蒸留法」をはじめ、ビタミンA生産で培った「抽出・精製・濃縮」の技術を軸にして事業展開を行っています。

ビタミンE(トコフェロール)

当社のキーマテリアル。脂溶性ビタミンのひとつで、トコフェロールとも呼ばれます。当社では、栄養強化目的での活用のほか、食品の安定性向上に寄与する酸化防止剤としての機能開発も実施しています。また、ビタミンの安定化技術の開発を行い、加工食品メーカーにビタミンミックスを提案しています。

関連) ビタミンE

ふえるわかめちゃん®

1976年に発売した当社の家庭用の乾燥カットわかめです。三陸わかめのほか、産地別製品も展開しており、産地ごとのおいしさをお届けしています。 当社は乾燥カットわかめの生産量国内シェアNo.1です。

ふえるわかめちゃん®

プレゼンテーションセンター(PC)

食品事業のレシピ開発の中心となり、料理を通してお客さまに笑顔を提供する、食の情報発信基地。家庭用(スーパー・小売店)及び業務用(学校給食・事業所給食・外食など)のお取引先に対して、当社商品の特長を活かしたメニューや食べ方などをご提案し、新しい食シーンを生み出しています。

分子蒸留

蒸留とは、液体を特定の条件で蒸発させ、その蒸気を冷却して液化(凝縮)することにより精製分離する技術です。分子蒸留は、高度な真空下で、蒸発面と凝縮面を近づけて行う蒸留法で、低い温度で蒸留を行うことが可能であり、熱に不安定な物質や高沸点の物質の精製分離に適しています。

ま行

マイクロカプセル(商品名「リケビーズ®」)

当社のマイクロカプセルは、ゼラチンなどの皮膜剤中に有効成分が均一に分散した0.15~1mmの粒子です。当社独自の製法でカプセルの強度が高く、錠剤(タブレット)へ加工できます。
口腔内崩壊錠では有効成分の苦みが課題になりますが、有効成分をマイクロカプセルに加工することで苦味を感じにくいようにマスキングする加工も可能です。
口の中ですぐに溶けて、水がなくても飲める便利な錠剤

マイクロカプセル(商品名「リケビーズ®」)

マスターバッチ

化成品用改良剤を高濃度でプラスチックに配合し、ペレット状に加工したもの。一般的な原料プラスチックペレットと形状を揃えることで、プラスチックに化成品用改良剤を添加しやすくする効果があります。

マスターバッチのイメージ
マスターバッチのイメージ

メカブフコイダン

わかめの「メカブ」に含まれるネバネバ成分です。メカブフコイダンを摂取することによって、免疫細胞の力が強まり、免疫力を高めることができるようになると考えられています。

モノグリセライド

当社が製造する乳化剤のひとつ。主に食用油脂とグリセリンを高温で反応させることにより生成され、分子蒸留などにより精製されます。 当社はモノグリセライドの国内シェアNo.1です。ビタミンAで培ってきた分子蒸留の技術を応用し、1959年、蒸留モノグリセライドを国内ではじめて製造しました。1966年には「蒸留モノグリセライドの国産技術による企業化」によって「第12回 大河内記念生産賞」受賞という栄誉に輝きました。

や行

ゆりあげファクトリー

当社のグループ会社である理研食品株式会社が宮城県名取市に開設したわかめ加工と種苗(しゅびょう)の生産・研究を行う拠点。海藻養殖産業の労働負荷低減に向け、わかめの優良品種選抜とわかめ養殖業の方への種苗供給を行い、わかめの収量アップや、将来的な二期作の実現を目指す取り組みを行なっています。
閖上(ゆりあげ)地区の復興と地域水産業の活性化を目的とした名取市の水産業共同利用施設復興整備事業のひとつです。

ゆりあげファクトリー

ら行

リケンサラダデュオ®

人気の味に、ひと味ちがうアクセントを加えた、オイル入りのドレッシングシリーズです。

リケンサラダデュオ®

リケンのノンオイル

30年以上ご愛顧いただいている「リケンのノンオイル 青じそ」をはじめ、バラエティー豊富でヘルシーなノンオイルドレッシングシリーズです。

リケンのノンオイル

リケンのノンオイル セレクティ®

独自製法で素材のうまみを引き出したノンオイルドレッシングです。

リケンのノンオイル セレクティ®

わ行

わかめ学習出前授業(理研ビタミンの食育)

当社は、食育授業を通して、子供たちの健康や食生活を豊かにするため、「わかめ学習出前授業」を行っています。わかめご飯などの給食メニューで子供たちにおなじみの「わかめ」について、栄養・生態・産地を楽しみながら学習できる授業プランをご用意しています。

わかめスープ

お湯をそそぐだけで出来上がる即席スープとして1981年に発売しました。お客さまの健康志向や簡便志向に応える商品として、今日まで根強い人気を誇ります。

わかめスープ

わかめファミリー®

当社の海藻関連商品のPRキャラクターです。海藻の美味しさ、健康感などの魅力を伝えていきます。

わかめファミリー®

英数字

BIOCIZER®(バイオサイザー®)

当社化成品用改良剤の製品名。植物油を主原料としたバイオマス度の高い可塑剤(かそざい)であり、「バイオマスマーク」も取得しています。成分であるグリセリン脂肪酸エステルは食品添加物公定書に収載されており、各国の食品容器包装に関する規制に準拠しており、安全性の高い可塑剤としてグローバルにご使用いただいています。
可塑剤には硬いプラスチックを柔らかくする効果があります。可塑剤を活用することで、プラスチックを用途に適した硬さに調整することが可能です。

関連) BIOCIZER®
バイオマスマーク
バイオマスマーク