リスクマネジメント

理研ビタミンは、事業活動に係るリスクとして「市況変動」、「安全性」、「原材料の調達」、「為替変動」、「知的財産権」、「情報、管理システム」、「自然災害等」、「法的規制」、「海外事業」の各リスクを挙げています。これらの予防と発生時の対処のために、当社および関係会社より選出された委員によるリスク管理委員会を設置し、年間3回の定例会を開催しています。
また、不測の事態発生時には、理研ビタミン社長を本部長とする危機対策本部を設置し、ステークホルダーの皆さまへの被害拡大を防止し、自社の損害を最小限に止めることとしています。
2021年度において危機対策本部を設置する事態は発生しておりません。

リスク管理委員会

委 員 長:理研ビタミン総務担当 取締役
事 務 局:総務部
開催回数:3回(2021年度)

2021年度 リスク管理委員会活動内容

開催日 主な課題
第1回定例会 2020年度リスク管理活動最終報告
第2回定例会 事業継続計画(BCP)関連報告
第3回定例会 個人情報管理、重点リスク関連報告

知的財産権の保護

理研ビタミンでは、特許権や商標権等の知的財産権を企業活動の維持および活性化に不可欠なものであると認識し、理研ビタミンの事業活動の自由度を損なう事がないよう権利の取得を行っています。
そして、他人の知的財産権を尊重し、他人の権利との重複を避けるために特許権および商標権の調査を行いながら研究・開発を進め、当社独自の技術開発、商品開発を行っています。
新入社員、開発部門および営業部門に所属する従業員に対して知的財産権に関する社内規程の説明会や知的財産権制度等の説明会を実施し、知的財産権の意義および制度概要の理解等、知的財産マインドの育成に努めています。
また、特許、意匠および商標に関する社内規程を設け、特許および意匠を出願、登録した際には発明者および創作者に報奨金を支払い、特許権を実施して実績に寄与した場合には発明者に報奨金を支払い、優れた技術やデザインの創造支援を行っています。

情報セキュリティの推進

情報セキュリティの推進

理研ビタミンでは、情報資産の保護と適切な使用のため、情報セキュリティ対策を実施して、情報セキュリティの維持・向上を推進しています。

情報セキュリティ教育や定期的な啓発活動として、役員・従業員を対象にe-ラーニングによる「情報セキュリティ講習」や「標的攻撃型メールに対する訓練」を実施しています。このメール訓練は、役員・従業員への「情報セキュリティに対する危機意識の強化」をはかるとともに、訓練結果を分析し今後のセキュリティ対策へ役立てることを目的としており、訓練後には、分析結果および情報セキュリティを取り巻くリスクについての報告会を開催しています。

情報の外部漏洩やウイルス感染などを防ぐため、全パソコンにアンチウイルスソフトを導入し、常に最新の状態を保つようソフトウェアのアップデートを定期的に行っています。また、さらなる情報の外部漏洩を防ぐためにVDI(仮想デスクトップ基盤によるシンクライアント端末)も導入し、端末にはデータを保管せず、データセンターにあるサーバーで一元管理しています。
新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため、在宅勤務が継続されていますが、安全な通信環境の提供、シンクライアントの提供、情報セキュリティポリシー遵守・徹底などを行い、安全な運用を行っています。