地球温暖化防止

理研ビタミンでは、企業活動による環境への負荷を考慮し、生産性の向上をはかるとともに、エネルギーの効率的な利用を推進しています。
国内工場では、「照明のLED化」や「放熱抑制によるエネルギーロス削減」といった設備による省エネルギー化のほかにも、「製造方法の変更による設備稼働時間の短縮」といった運用の改善による省エネルギー化や、「冷却水の回収による水使用量削減」といった環境負荷低減の取り組みを行っています。また、各職場での「ECOパトロール」や「ECOステッカー」配布による活動の周知・PRや、使用エネルギーの「見える化」にも取り組んでいます。
オフィス部門においても、会議・資料のペーパーレス化や営業車の見直しを進めています。

エネルギー使用量の推移

  • 集計範囲:国内5工場+オフィス部門
  • 原単位分母:販売数量千トン
  • CO2排出係数:電気事業者別排出係数による

ECO事業所表彰制度

ECO推進責任者の全国会議

理研ビタミンの国内工場では、“環境への配慮は企業が社会と共存していくために必須である”との思いから、省エネルギー活動の対象を水や廃棄物、人財育成にも広げた「ECO(環境負荷低減)活動」に取り組んでいます。
2016年度からは、ECO活動のさらなる活性化のために「ECO事業所表彰制度(工場部門)」をスタートさせました。事業所(国内工場)の推進責任者が一堂に会する定期会議にて、それぞれの取り組みをプレゼンし、相互採点にて表彰事業所を選出しています。
オフィス部門においても、「ECO事業所表彰制度(オフィス部門)」として、エネルギーコストを削減したオフィス・部署や優れた環境への取り組みを称揚しています。

環境関連資格の取得者数(2021年4月1日現在)

  • エネルギー診断プロフェッショナル:1名
  • エネルギー管理士:21名
  • エネルギー管理員:16名

国内事業所の取り組み

再生可能エネルギーの利用

太陽光発電システム(A&Iセンター)

2019年に千葉工場内に開設された「アプリケーション&イノベーションセンター(A&Iセンター)」では、環境負荷を低減し自然環境を未来へつなぐため、太陽光発電システムを導入しています。発電した電力は、エントランスに設置したモニターでリアルタイムに確認でき、A&Iセンターで使われます。

フロン類の漏えい防止

新冷媒を採用した機器を導入(草加工場)

空調や冷凍・冷蔵設備の冷媒として使われているフロン類は、大気中に放出されるとオゾン層の破壊や地球温暖化を引き起こします。理研ビタミンでは、フロン排出抑制法にのっとり、フロン類を使用している設備を定期的に点検し、フロン類の漏えい防止に努めています。また、設備更新の際には、オゾン層を破壊しない代替フロンや、地球温暖化への影響が少ない新冷媒を採用した設備の導入を進めています。

「ライトダウンキャンペーン」の実施(理研ビタミングループ国内拠点)

ライトダウンキャンペーンによる消灯
(ゆりあげファクトリー)

理研ビタミングループの国内拠点では、夏至と七夕の時期の2日間に「ライトダウンキャンペーン」として、屋外・屋内照明の消灯や定時退社によるライトダウンを呼びかけ、CO2排出量の削減と地球温暖化防止に努めています。

オフィス部門での取り組み

コモレ四谷 四谷タワー

2020年8月に、本社・本社別館・プレゼンテーションセンターの3拠点を統合し、移転しました。
新本社では、フリーアドレスを導入し、共有スペースを充実化することで従業員同士のコミュニケーションが活性化できる空間づくりをしています。また、カーシェア・レンタカーや公共交通機関の利用により「営業車ゼロ」を達成しました。
働き方改革の一環としてすすめているペーパーレス化、業務効率化等の取り組みを通して、環境負荷の低減に取り組んでいます。

蒸気コンプレッサーの導入(千葉工場)

蒸気コンプレッサー(千葉工場)

千葉工場では、2019年に電気ではなく蒸気の圧力差を動力源にして圧縮空気を作る、「蒸気コンプレッサー」を導入しました。
ボイラーで作られた蒸気は、使う場所で目的にあった圧力に調整されています。蒸気コンプレッサーは、今まで無駄になっていた蒸気圧力差のエネルギーでコンプレッサーを動かし、圧縮空気を作ります。コンプレッサーは工場での電気使用の多くを占めるため、蒸気コンプレッサーによってCO2排出量の削減が期待されます。

2020年度省エネ大賞 省エネ事例部門「経済産業大臣賞」を受賞(草加工場)

「省エネ大賞」(主催:一般社団法人省エネルギーセンター)では、事業者や事業場などにおいて実施した他者の模範となる優れた省エネの取り組みや、省エネルギー性に優れた製品並びにビジネスモデルを表彰しています。
食品製造においては製品の品質が最重要視されるため、品質に影響を与える工程は省エネ活動の優先順位が低くなり、その結果“聖域”化する傾向がありました。
当社草加工場では継続的に省エネを進めるために、この聖域にメスを入れて品質の維持と省エネの両立を図ることが必要不可欠である、と考えました。これを行うには従来の組織では難しかったことから、組織改革をベースに省エネ活動に取り組みました。
この取り組みが評価され、2020年度省エネ大賞の省エネ事例部門において、最高賞にあたる「経済産業大臣賞」(CGO・企業等分野)を受賞しました。

令和元年度 エコポリス板橋環境活動大賞「産業環境アクション部門『奨励賞』」を受賞(東京工場)

表彰式の模様

東京工場では、一人ひとりが地球環境保護や周辺環境への配慮を最優先課題として、エコ活動に取り組んできました。省エネルギーや水の3R(Reduce(リデュース)・Reuse(リユース)・Recycle(リサイクル))、廃棄物の再資源化といった活動が評価され、令和元年度 エコポリス板橋環境活動大賞「産業環境アクション部門『奨励賞』」を受賞いたしました。

物流部門の取り組み

シートパレットの導入(理研食品)

物流部門では、船便やJRコンテナを利用したモーダルシフト、トラック輸送の積載効率の向上による環境負荷低減や、シートパレット使用による作業効率化に継続的に取り組んでいます。
2020年度は、具体的なCO2排出量削減策として、「共同配送」、「小口配送の改善」、「生産場所から地方営業倉庫への直送化」、「幹線輸送の積載効率99%以上」等の取り組みに加え、配車効率向上に繋がる「配送リードタイム延長」の検討を開始しました。今後も物流品質の向上を目指すとともに、環境負荷低減への取り組みを進めます。

海外・関係会社の取り組み

更新したボイラー(天津理研維他食品有限公司:中国)

理研ビタミングループの海外事業所においても、CO2排出量の削減をはじめ、環境負荷の低減に努めています。
天津理研維他食品有限公司(理研ビタミンのグループ会社)では、照明をLED化したほか、2018年度、2021年度にはボイラーを更新しNOx排出量をはじめとする環境負荷の低減につながりました。