健康経営
理研ビタミンでは、2018年度に「健康経営」を導入しました。代表取締役社長をトップに、人事部と総務部が推進部門となり、健康保険組合と共同で取り組んでいます。
従業員とその家族の日頃の健康を保持・ 増進することで 活発な職場環境 を維持・推進し、 仕事の活性化を図ることを目的として、アブセンティーズム(心身の不調による欠勤)やプレゼンティーズム(健康状態による生産性低下)、ワークエンゲージメント(仕事に対する積極的な姿勢)の改善に取り組んでいます。
健康宣言
健康宣言
わたしたちの経営理念では、「社会に対し、食を通じて健康と豊かな食生活を提供する」と謳っています。
この実現のためには、“従業員とその家族が健康であること”が不可欠と考え、健康経営の推進を開始します。
わたしたちは、従業員とその家族が心身ともにすこやかであるよう努力し、
いきいきとした自由闊達な職場風土を通して、この経営理念の実現を目指します。
健康宣言
わたしたちの経営理念では、「社会に対し、食を通じて健康と豊かな食生活を提供する」と謳っています。
この実現のためには、“従業員とその家族が健康であること”が不可欠と考え、健康経営の推進を開始します。
わたしたちは、従業員とその家族が心身ともにすこやかであるよう努力し、いきいきとした自由闊達な職場風土を通して、この経営理念の実現を目指します。
理研ビタミン株式会社
代表取締役社長

理研ビタミン 健康経営推進体制
戦略マップ
健康経営を効果的に進め、一人ひとりの仕事の活性化につなげられるよう、戦略マップを作成しました。5つの健康関連目標に向け、取り組んでいます。
健康関連目標
- 高血糖、高血圧、高脂質有所見者の減少
- ストレスチェック集団スコアの改善
- アブセンティーズムの低減※1
- プレゼンティーズムの低減※2
- ワークエンゲージメントの向上
- ※1アブセンティーイズム…仕事を欠勤し、就業できない状態
- ※2プレゼンティーイズム…出勤しているものの心身の不調により生産性が落ちている状態
主な健康指標
健康経営の目的の一つでもある生産性向上に寄与できるような指標を設定し、定期的な活動の検証・見直しを行っています。
| 指標 | 2024年度 実績 (前年度実績) |
主な施策 | |
|---|---|---|---|
| 健康状態の把握・ 疾病等の早期発見 |
健康診断受診率 | 99.9% (100.0%) |
|
| 生活習慣病等予防 | 高血糖者率 (40歳以上の有所見率) |
15.2% (15.2%) |
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| 高血圧者率(同上) | 20.5% (21.2%) |
||
| 高脂質者率(同上) | 37.6% (37.0%) |
||
| ストレス疾患の予防 | ストレスチェック受診率 | 96.7% (96.3%) |
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| ストレスチェック 総合健康リスク | 92 (93) |
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| 健康リテラシーの向上 | 健康を意識して行動した割合 | 54.5% (79.0%) |
|
| 働きがいの向上 | 自己申告書(従業員アンケート)回答率 | 99.0% (99.6%) |
|
| メンタル疾患不出勤者率 | 0.4% (1.0%) |
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| アブセンティーズム | 26.2% (19.1%) |
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| プレゼンティーズム | 91.7% (ー) |
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| ワークエンゲージメント | 平均 2.6点 (平均 2.6点) |
|
| ワーク・ライフ・バランスの向上 | 有給休暇取得率 | 71.0% (73.6%) |
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| 平均残業時間 | 9.0時間/月 (11.3時間/月) |
主な取り組み
ストレスチェックの実施
理研ビタミンでは、2016年度より、従業員のメンタル不調を予防することを目的に、全従業員※に対し、年1回のストレスチェックを実施しています。これにより、従業員が自らのストレス状況に気づき(セルフケア)、必要に応じて医師面談を受けられるようにしています。
また、職場の課題を早期に発見するため、業務量や職場環境の改善などを目的とした集団分析も行っています。特に、健康リスクが高いとされる部署に対しては、上長によるヒアリングを行い、改善策を講じています。
さらに、セルフケア促進のため、管理監督者を含む全ての従業員に対して、さらにラインケア促進のため、管理監督者に対して、教育研修・情報提供を行っています。
※ストレスチェック制度の実施義務の対象は50人以上の事業場に適用されますが、当社では範囲を拡大し、全事業所で実施しています。
健康診断
健康診断の受診率を100%に維持することを目標とし、人間ドックの費用補助(15,000円)や再検査時の特別休暇の付与、特定保健指導の推進などを行っています。そのほか、がん検診の費用補助(乳がん、肺がんや前立腺がん検診)を行い、受診を推奨することで健康管理と病気の早期発見を目指しています。
健康課題への意識向上
理研ビタミンでは、年間を通じて行われる各種健康イベントに併せて、従業員へ健康に関する情報発信を行っています。
| テーマ | イベント | 取り組み |
|---|---|---|
| 女性の健康への取り組み |
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| 禁煙への取り組み |
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| 全社的健康課題への取り組み |
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食への取り組み
理研ビタミンでは、「わかめ」の健康機能やおいしい食べ方を従業員や社外の皆さまに共有するため、「リケンの食育」サイト内に「わかめ百科」をオープンしています。社員食堂では、わかめ製品を提供し、栄養バランスの良いメニューの提供にも努めています。
福利厚生の充実
理研ビタミンは、多様なライフイベントや働き方をサポートする福利厚生制度を整えています。
傷病時のサポートとして、長期療養が必要な社員に対し、見舞金・療養休暇・休職制度を設けているほか、団体保険(三大疾病保障保険、GLTD保険※)の導入や福利厚生会社・健康保険組合のサービスを斡旋しています。
また、両立支援として、「仕事と病気治療の両立支援」に関する社内規定を整備し、療養休暇の対象に不妊治療を追加しました。男女ともに利用できる外部専門機関の検査サービスとも連携しています。
さらに、ボランティア休職や配偶者転勤時の休職制度も導入し、一人ひとりが自分らしくキャリアを継続できる環境づくりに取り組んでいます。
※GLTD保険(団体長期障害所得補償保険):病気やケガで長期的に働けなくなった場合に、所得の一部を補償する制度
「健康経営優良法人2025(大規模法人部門(ホワイト500))」に認定
健康経営優良法人認定制度とは、地域の健康課題に即した取り組みや日本健康会議が進める健康増進の取り組みをもとに、特に優良な健康経営を実践している大企業や中小企業等の法人を顕彰する制度です。理研ビタミンは、2018年10月に「理研ビタミン健康宣言」を制定し、従業員が心身ともに健康になるための施策を実施しています。このような従業員の健康保持・増進への積極的な取り組みが評価され、大規模法人部門の上位500社である「ホワイト500」に、2年連続で認定されました。
「健康な食事・食環境」認証制度において最高ランクでの3つ星を取得(草加工場)
(提供時にはご飯・汁物が付きます)
草加工場では、「健康な食事・食環境」コンソーシアムによる「健康な食事・食環境」認証制度(給食部門)にて、最高ランクである3つ星を2024年に取得しました。
理研ビタミンが、従来より取り組んできた「食」への取り組みの結果、当社草加工場の社員食堂で提供する食事が「健康な食事・食環境」コンソーシアムの推奨する「スマートミール」の基準に合致していることが認められました。
今後も活発な職場づくりと生産性向上につながるよう、「食」を通じた従業員の健康増進に取り組んでいきます。